【8月8日 AFP】西アフリカ・マリ中部のセバレ(Sevare)で7日、武装勢力がホテルを襲撃し政府軍と銃撃戦になり、兵士5人と武装勢力側の戦闘員2人の計7人が死亡した。武装勢力は外国人客ら数人を人質に取ってホテルに立てこもっているという。

 マリ政府からの第一報によると、7日の午前7時(日本時間同日午後4時)ごろ、国連マリ多次元統合安定化派遣団(MINUSMA)の関係者が宿泊しているセバレのビブロス・ホテル(Byblos Hotel)で「テロリスト」の襲撃があった。暫定的な数字ではマリ軍側は5人が死亡、2人が負傷し、武装勢力側は2人が死亡した。また7人の身柄を拘束したという。

 襲撃についてこれまでのところ犯行声明は出ていないが、マリでは2年前、暫定政府からのイスラム過激派掃討要請を受けフランスが軍事介入したものの、武装勢力側の巻き返しが激しくなってきている。(c)AFP