【8月7日 AFP】USAバスケットボール(USA Basketball)は6日、今週末からラスベガス(Las Vegas)で行われるミニキャンプに参加する米国代表チームの選抜メンバー34人を発表した。

 今年6月のNBAファイナルで対決したクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)とゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)が、共に代表メンバーに選出された。

 レギュラーシーズンMVPのカリーは、代表メンバーとして昨年行われたFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)での母国の優勝とリオデジャネイロ五輪の出場権獲得に貢献した。

 USAバスケットボールのマネジングディレクターを務めるジェリー・コランジェロ(Jerry Colangelo)氏は、リオ五輪の代表入りを目指す選手については実戦形式の試合が行われる11日から13日までの合同トレーニングに参加する必要があると述べた。

 2005年から代表チームの責任者を務めているコランジェロ氏は、「今年のミニキャンプは、これまで作り上げられてきた代表チームにとって絆や仲間意識の持続と拡大を目指す機会になる」と語った。

「今回のミニキャンプでは軽めのトレーニングにとどめ、激しい接触プレーなどは行わない。オールスターゲームのような雰囲気のエキシビションマッチになる」

 合同トレーニングのロースター入りを果たしたのは、新メンバー8人のほか、ワールドカップメンバー11人、そして金メダルを獲得した2012年ロンドン五輪代表メンバー8人が含まれている。

 2008年北京五輪およびロンドン五輪の優勝メンバーからは、4度のMVPに輝くジェームズをはじめ、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)とロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のクリス・ポール(Chris Paul)が名を連ねた。

 ロンドン五輪の優勝メンバーからは、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)とラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)、キャバリアーズのケビン・ラブ(Kevin Love)、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が選出された。

 北京五輪の優勝メンバーでは、ロケッツのドワイト・ハワード(Dwight Howard)が代表復帰を果たしている。

 ワールドカップのメンバーからは、サクラメント・キングス(Sacramento Kings)のルディ・ゲイ(Rudy Gay)とデマーカス・カズンズ(DeMarcus Cousins)、デトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)のアンドレ・ドラモンド(Andre Drummond)、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)のケネス・フェリード(Kenneth Faried)、キャバリアーズのカイリー・アービング(Kyrie Irving)、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のメイソン・プラムリー(Mason Plumlee)、そしてウォリアーズのクレイ・トンプソン(Klay Thompson)が選ばれた。

 その他にも代表経験者が顔をそろえており、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のジョン・ウォール(John Wall)とブラッドリー・ビール(Bradley Beal)、クリッパーズのブレイク・グリフィン(Blake Griffin)、トロント・ラプターズ(Toronto Raptors)のデマー・デローザン(DeMar DeRozan)、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)のゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward)、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のチャンドラー・パーソンズ(Chandler Parsons)、そしてサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のカウィ・レナード(Kawhi Leonard)とラマーカス・オルドリッジ(LaMarcus Aldridge)がメンバー入りした。

 また、昨年のワールドカップの合同キャンプで脚を骨折し、2014-15シーズンを棒に振ったインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のポール・ジョージ(Paul George)も代表復帰を果たしている。

 来週から始まるキャンプに初参加する選手は、NBA王者のウォリアーズからハリソン・バーンズ(Harrison Barnes)とドレイモンド・グリーン(Draymond Green)、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)のジミー・バトラー(Jimmy Butler)、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のマイク・コンリー(Mike Conley)、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のマイケル・カーター・ウィリアムス(Michael Carter-Williams)、オーランド・マジック(Orlando Magic)のトビアス・ハリス(Tobias Harris)とビクター・オラディポ(Victor Oladipo)、そしてクリッパーズのデアンドレ・ジョーダン(DeAndre Jordan)となっている。

 今回の選抜メンバーは、昨季のNBA得点部門上位10人に加え、リバウンド部門上位12人のうち6人、アシスト部門上位11人のうち7人が含まれている。

 代表チームの指揮官は、再びデューク大学(Duke University)のマイク・シャセフスキー(Mike Krzyzewski)ヘッドコーチが務めることになっており、五輪では3大会連続で指揮を執る。(c)AFP