【8月10日 AFP】女子テニス、バンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック(Bank of the West Classic 2015)は9日、シングルス決勝が行われ、大会第5シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)が6-3、5-7、6-4で第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)に勝利し、シーズン4勝目を挙げた。

 最後はプリスコバのフォアハンドがネットにかかり、2時間7分の戦いに決着をつけたケルバーは、「私たちの対戦はいつだってタフになるわ」と話した。

 決勝で27本のウイナーと14個のアンフォーストエラーを記録したケルバーは、186センチの長身を誇るプリスコバのパワーを封じ、レッドクレー、グリーンクレー、グラス(芝)に続くハードコートでのタイトルを獲得。シーズン4勝は、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と並ぶ今季のツアー最多優勝記録となっている。

 一方で、52個のアンフォーストエラーを犯し、自分の首を絞めてしまったプリスコバは、ケルバーとの決勝で2連敗を喫したことについて、「実際に彼女に言ったの。決勝ではもうあなたと戦いたくないって。彼女と対戦した決勝では2連敗中だから、次は違う人が良いわ」とおどけた。

 それでもプリスコバは、10日発表の最新ランキングで初めてトップ10の壁を破ることになる。(c)AFP