【8月3日 AFP】男子テニス、アトランタ・オープン(BB&T Atlanta Open 2015)は2日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)が6-3、6-3で第5シードのマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)を下し、大会3連覇を飾った。

 ビッグサーバーのイズナーは学生時代を過ごした米ジョージア(Georgia)州にあるアトランタ(Atlanta)で、試合が進むにつれ臀部(でんぶ)あるいは脚に問題を抱えて動きが徐々に制限されていったバグダティスを退けた。

 表彰式でイズナーはバグダティスに対し、「今日、100パーセントの状態でできなかったことは残念ですね。こういった形で勝ちたくはありませんでした。一流の選手であるあなたとの対戦を楽しめました」とコメントした。

 昨年大会以降では初の決勝進出を果たしていたイズナーは、試合が進むにつれ力強さを感じたと明かした。

「積極的なプレーをしていくこと、そして自分のショットを打つことが必要だった。試合の大部分で、それができたと感じている」と語り、負傷していた相手との対戦は油断ならないものだったと付け加えた。

 2010年以来となる優勝を目指し、2011年以降では初めてとなる決勝に臨んだバグダティスは序盤にブレークを許すと、第1セットにサービスでわずか1ポイントを落とすにとどめたイズナーを相手に巻き返すチャンスも手にすることはできなかった。

 第2セットも流れは変わらず、イズナーはブレークを奪いゲームカウント3-2とリードすると、迎えたマッチポイントでバグダティスのフォアがネットにかかり、ブレークで勝利を決めた。

 バグダティスは、6月に開催されたノッティンガム・オープン(Aegon Open Nottingham 2015)から悩まされていた外転筋の負傷が、突然ぶり返したと明かした。

「今週は5試合を戦った。深刻な状況でないことは良いこと。今週は最高のテニスではなかったが、自分のメンタルの状態には満足している」

(c)AFP