【8月1日 AFP】女子テニス世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、肘の故障のため、連覇がかかっていたバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック(Bank of the West Classic 2015)を欠場することになった。31日、大会主催者が発表した。

 大会側が出した声明で、セレーナは「バンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシックを欠場しなければならないことにがっかりしています。でも、肘の状態を100%に戻す必要があります」と述べた。

「この大会は私のお気に入りの一つ。ファンはいつも寛容で、私をサポートしてくれました。他の出場選手の成功を祈りつつ、来年戻ってきたいと思います」

 33歳のセレーナは、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)への調整をバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシックから始めようと日程を組んでいた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)を制し、四大大会(グランドスラム)4連勝を飾ったセレーナは、年間グランドスラムに王手をかけている。

 セレーナは、同じく肘の故障により先日のスウェーデン・オープン(Collector Swedish Open 2015)も棄権していた。

 全米オープンの前哨戦では、10日後に開幕するロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)にも出場することになっている。

 大会側は、「セレーナは歴史的なシーズンを過ごしており、全米オープンに向けてスピーディーな回復ができることを祈っています」とコメントしている。

 この結果、大会のトップシードはセレーナからカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)に代わる。

 シティ・オープン(Citi Open 2015)では、元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)が、肩の故障のために欠場を表明している。(c)AFP