【7月18日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2015)は18日、ワールドグループ準々決勝が行われ、オーストラリアはレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)/サム・グロス(Sam Groth)組が6-4、7-6、6-2でカザフスタンのアンドレイ・ゴルベフ(Andrey Golubev)/アレクサンドル・ネドビエソフ(Aleksandr Nedovyesov)組に勝利し、準決勝進出の望みをつないだ。

 初日のシングルス2試合に敗れたオーストラリアは、後がない状況に立たされていたが、ヒューイット/グロス組が2時間25分の末に勝利を収め、カザフスタンの快進撃に待ったをかけた。

 ヒューイットは、オーストラリア代表としてデビスカップで最も成功した選手となっており、1999年の初出場から今回で40度目の出場を迎えた。通算成績は57勝19敗となっている。

 ダブルスでの勝利が自身にとってどのような意味を持つかと聞かれたヒューイットは、「最高だ」とすると、「0勝2敗という後がない状況でダブルスを戦ったことはそこまで多くない」と続けた。

「今日、サムと僕はうまく協力できた。グローシー(グロス)にとっては、初めての勝敗がかかる試合になった。彼と共に楽しめたことがうれしいよ」

 グロスの力強いサーブはもちろんのこと、この日はヒューイットの鋭いリターンも命運を分けた。

 5回のブレークを記録した同ペアは、1時間11分に及んだ第2セットのタイブレークを制し、勝利を手にした。

「今日で終わらせたくなかった」としたグロスは、「ありがたいことに、レイトンが僕をここまで連れてきてくれた」とコメントした。

 ワリー・マズア(Wally Masur)監督としては、19日のシングルスで誰を起用するか悩ましいところだろう。(c)AFP