【7月17日 AFP】女子テニス世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が16日、肘の痛みを訴えて、スウェーデン・オープン(Collector Swedish Open 2015)の2回戦を棄権した。

 2013年に大会を制している33歳のセレーナは、1回戦でベルギーのイザリン・ボナボントゥー(Ysaline Bonaventure)を6-2、6-1で下し、クララ・クーカロバ(Klara Koukalova、チェコ)との2回戦に臨むことになっていた。

「右肘に痛みを抱えていました」と明かしたセレーナは、「昨日の試合でも少し痛みがありましたが、すぐに良くなりました。でも、今朝はサーブを打つことができなくなって、問題になると思いました」と続けた。

「そこでコーチと話して、『お医者さんに聞いてみよう。あとは周囲の言うことを聞いて、次の行動を決めよう』ということになりました。大事なのは、悪化させることではなく、治すことですから」

「残念ながら、良くなる兆しはありませんでした。大好きな大会を楽しんでいたのですが、残念ながら、プレーを続行すれば良くなることはなさそうです」

 セレーナは、11日のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)決勝を制して、同大会で通算6度目の優勝を飾り、四大大会(グランドスラム)のシングルスで21個目のトロフィーを掲げた。

 また、9月の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2015)で連覇を果たせば、1988年のシュティフィ・グラフ(Steffi Graf、ドイツ)氏以来となる年間グランドスラムを達成することになる。

 女子テニス協会(WTA)の公式ウェブサイトに対し、セレーナは、「しばらく休養して、治療を受けます。そのために必要なことを続けます。自分の体のためにベストなことをやっていきます」と述べている。

 セレーナは、全米オープンの前にバンク・オブ・ザ・ウエスト・クラシック(Bank of the West Classic 2015)、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2015)に出場することになっている。(c)AFP