【7月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグのレスター・シティ(Leicester City)は13日、クラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)氏の新監督就任を発表した。

 かつてチェルシー(Chelsea)を率いた経歴を持つラニエリ氏は、今回レスターの監督に就任したことで、チェルシーの指揮官を解任された2004年以来のプレミア復帰を果たすことになる。

 チェルシーでのラニエリ氏は、チームをプレミアリーグ2位、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)4強に導いたものの、オーナーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏によって解任され、後任にはジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が就任した。

 クラブと3年契約を結んだ63歳のラニエリ氏は、2014-15シーズンのリーグ終盤に驚異的な巻き返しをみせてチームの降格を回避させたものの、タイ人実業家によって解任されたナイジェル・ピアソン(Nigel Pearson)前監督の後任を務めることになる。

 クラブとの関係が修復不可能となったピアソン前監督が解任されて以降、レスターの新監督候補にはマーチン・オニール(Martin O'Neill)氏やフース・ヒディンク(Guus Hiddink)氏の名前が取りざたされていた。

 しかし、最有力候補だったオニール氏にはアイルランド代表監督としての契約が残っていたため、レスターはイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)やスペイン1部リーグのバレンシア(Valencia CF)を率いた経験を持つラニエリ氏に白羽の矢を立てることになった。(c)AFP