【7月8日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)は7日、男子シングルス4回戦の順延分が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-7、6-7、6-1、6-4、7-5で第14シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に競り勝ち、7年連続の準々決勝進出を決めた。

 大会連覇を目指すトップシードは、6日に日没順延となった試合を制し、四大大会(グランドスラム)では25大会連続の8強入りを果たした。

 ジョコビッチは、準々決勝で第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と対戦するが、過去12戦では一度も負けたことがない。

 ビッグサーバーのアンダーソンは、40本のエースと71本のウイナーでジョコビッチを追い詰めたものの、41個のアンフォーストエラーに苦しめられた。

 ジョコビッチは、43本のウイナーにとどまったものの、アンフォーストエラーを19個に抑えている。

 この日行われた第5セットで、2-3とアンダーソンにリードを許していたジョコビッチは、第6ゲームが30-30となった場面で、興奮するあまりボールガールのいる方向へ雄叫びを上げてしまった。

 少女は明らかにおびえた様子を見せ、ジョコビッチはこのときの状況について、自分を鼓舞する必要があったと説明すると、「申し訳ない。彼女の方に特別何かがあったわけではないんだ。あそこで叫ばれたら、ビックリするよね」とコメントしている。

「ちょっと近すぎた。彼女の気分を害してしまったなら、謝罪するつもりだ」

 ジョコビッチは、4月のマイアミ・オープン(Miami Open 2015)でも、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)との決勝で、感情が高ぶるあまりボールボーイの前で大声を出してしまい、後に謝罪している。(c)AFP