インド洋大津波を生き延びた少年、ロナウドを輩出した憧れのスポルティングに入団
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【7月3日 AFP】2004年12月に多数の犠牲者を出したインド洋大津波に巻き込まれ、救出された当時、ポルトガル代表のユニホームを着ていたインドネシア出身の少年が、ポルトガル1部リーグのスポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)と契約を結んだ。
現在17歳のマルトゥニス(Martunis)は2日、過去10年間でクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)をはじめとする多くのタレントを輩出したスポルティング・リスボンのアカデミー(下部組織)に加入した。
ポルトガルのマデイラ(Madeira)島出身のロナウドは、12歳のときにスポルティングの下部組織に入団している。
スポルティングは2日、マルトゥニスの加入を発表し、「彼は一人の男性、そしてサッカー選手になるため、ここで生活し、勉強していくことになる」とコメントした。
一方、マルトゥニスは「僕の憧れだったスポルティングに加入できてうれしい」と語っている。
マルトゥニスは津波に巻き込まれてから3週間後、スマトラ(Sumatra)島北部にあるアチェ(Aceh)州の近くで発見された。
そしてマルトゥニスは2005年、ポルトガルサッカー連盟(FPF)によってポルトガルに招待され、ロナウドらとの面会を果たしている。(c)AFP