【6月29日 AFP】(一部更新)台湾・新北市(New Taipei City)のテーマパーク「八仙水上楽園(Formosa Fun Coast)」で発生した火災で、全身の9割にやけどを負った20歳の女性が29日、死亡した。この火災による死者は初めて。

 女性が治療を受けていた病院のある台湾中部・台中(Taichung)市の保健当局者はAFPの取材に対し、医師らが女性の母親から同意を得た上で治療を中止し、女性が死亡したことを明らかにした。地元メディアによると、女性の12歳の弟も全身の8割にやけどを負い入院している。

 台北郊外にある同テーマパークでは27日夜の事故当時、来場者に色付きの粉末を吹き付ける「カラープレイ・アジア(Color Play Asia)」というイベントが行われており、約1000人が参加していた。だが使われた粉に引火し、炎に巻き込まれて500人近くが負傷。重傷者は200人以上に上り、現在43か所の病院で手当てを受けている。(c)AFP/Benjamin YEH