【6月25日 AFP】米大リーグ(MLB)、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)のマルコ・エストラーダ(Marco Estrada)が24日、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)戦で、MLBでは27年ぶりとなる先発登板2試合連続7回無安打という好投をみせたものの、再び無安打無得点試合を逃した。

 試合は、12回にクリス・コラベロ(Chris Colabello)が放ったソロ本塁打でブルージェイズが勝利した。

 31歳のメキシコ人投手は、19日に行われたボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦でノーヒットノーランまであと6人というところまで迫っていたが、この日のレイズ戦では7回を終えて完全試合ペースだった。

 8回に入ると三塁手のジョシュ・ドナルドソン(Josh Donaldson)がスタンドにダイビングしながらファウルボールを捕球し、エストラーダは連続で22個目のアウトを手にした。

 しかし、レイズの次打者ローガン・フォーサイス(Logan Forsythe)に内野安打を許し、エストラーダの夢は破れた。フォーサイスの跳ね上がった打球を、ドナルドソンが素手で捕球してから一塁に転送したが、送球がわずかに遅れた。ブルージェイズはその後判定にチャレンジしたものの、これが覆ることはなかった。

 エストラーダの先発2試合連続7回無安打は、MLBでは1988年に元ブルージェイズのデーブ・スティーブ(Dave Stieb)氏が記録して以来。スティーブ氏は2度とも9回二死まで大記録に迫ったものの、ともに1安打の完封勝利としている。(c)AFP