【6月25日 AFP】トルコ1部リーグに昇格したアンタルヤスポル(Antalyaspor)は24日、サッカー元カメルーン代表サミュエル・エトー(Samuel Eto’o)の移籍成立が目前まで迫っていることを明らかにした。

 2014-15シーズンのトルコ2部リーグを5位で終えたあと、プレーオフを制して1部昇格を決めたアンタルヤスポルは、エトーの獲得に力を入れており、クラブの経営陣は、同選手を連れて帰国するため、交渉が行われたイタリアにはプライベートジェットで向かっていた。

 そしてアンタルヤスポルは、「サミュエル・エトーと基本合意に達した」と声明を発表し、24日午後にはエトーを連れてトルコに帰国したが、契約の詳細については明らかにしなかった。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)や、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)など、さまざまな国で活躍したキャリアを持つエトーにとって、トルコは新たな舞台になる。

 エトーはほかにも、2011年から2013年までロシアのアンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)に所属しており、2015年からはイタリア・セリエAのサンプドリア(Sampdoria)でプレーしていた。

 アンタルヤスポルのユスフ・シムシェク(Yusuf Simsek)監督は、エトーの加入について、「とても素晴らしく、効果的な補強になった」とコメントした。

「彼がこれまで培ってきた知識と経験を、これからチームメートになる選手たちが引き継ぐことになる」

 シムシェク監督はまた、FCバルセロナで活躍した元ブラジル代表ロナウジーニョ(Ronaldinho)の獲得に動いていることを明らかにしており、近日中にロナウジーニョの代理人と交渉を行うとしている。(c)AFP