【6月23日 AFP】インド西部ムンバイ(Mumbai)で密造酒を飲んで多数の死者が出ている事件で地元警察は22日、死者の数が100人に達したと発表した。また依然として47人が病院で手当てを受けているという。

 ムンバイ警察幹部によると、市郊外のマラドウエスト(Malad West)で密造酒を供給していた疑いでさらに女2人を逮捕し、事件で身柄を拘束されたのは7人となった。新たに逮捕された女の1人は10年前からマラドウエストで密造酒を販売していたという。

 今回の事件で犠牲者らが飲んだ酒に高濃度のメタノールが含まれていた可能性については現在、捜査結果を待っているところだという。

 インドでは密造酒が広く流通しており、飲んだ人が中毒死する事件も頻繁に起きているが、ほとんどの事件が貧しい農村地域で起きておりムンバイのような大都会ではまれだ。(c)AFP