【6月14日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は13日、グループFの試合が行われ、コロンビアは2-0でフランスに勝利し、今大会一番の番狂わせを演じて歴史的な白星を挙げた。

 世界ランク3位のフランスは、前回覇者の日本に続き、2連勝でベスト16進出を決めたいと意気込んでいた。

 しかし、この試合に勝利した世界ランク28位のコロンビアが、合計勝ち点4でグループFの首位に浮上し、同3でイングランドとフランス、同1でメキシコが続いている。イングランドは、同日に行われた試合でメキシコと対戦し、2-1で勝利した。

 フランスは前半19分、ヨレリ・リンコン(Yoreli Rincon)のパスから抜け出したレディ・アンドラーデ(Lady Andrade)に得点を許す。

 これで勢いづいたコロンビアは、ディフェンス陣も堅い守りをみせ、ウジェニー・ルソメ(Eugenie Le Sommer)らが迎えた得点機をしのぐと、後半ロスタイム3分、カタリーナ・ウスメ(Catalina Usme)が瞬時の判断から追加点を挙げ、試合終了のホイッスルと共に喜びを爆発させた。

 この結果、グループF全チームの運命は17日の試合に託されることになり、前回大会(FIFA Women's World Cup 2011)と2012年のロンドン五輪で4位に入っているフランスは、メキシコとの最終戦を迎え、コロンビアはイングランドと対戦する。

 今大会では、各グループの上位2チームと、3位チームのうち成績上位の4チームが決勝トーナメントに駒を進める。(c)AFP/Stanislas TOUCHOT