【6月9日 AFP】サッカー界で最高年収を誇るクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の母親が、ハンドバッグに5万5000ユーロ(約770万円)を所持していたとして、スペインの空港で治安警察(Civil Guard)に足止めされていたことが発覚した。

 治安警察の広報担当者によると、ロナウドの母親である61歳のドロレス・アヴェイロ(Dolores Aveiro)さんは、4月下旬に出国を待っていたマドリード(Madrid)の空港で手荷物検査を受けた際、多額の現金を持っていたことが判明したという。

 5万5000ユーロという金額は、渡航者が申告なしで国外へ持ち出せる上限の1万ユーロ(約140万円)を大きく超過しており、現金の正当な所持理由が見つからなかったため、治安警察は4万5000ユーロ(約630万円)を没収したという。

 ポルトガル代表のロナウドに最も近しい人物であるドロレスさんは、今回の件について、これは犯罪行為ではなく単なる違反行為だと主張している。

 米誌フォーブス(Forbes)が発表したサッカー選手の長者番付で1位に輝いたロナウドは、2014年の合計収入が5200万ドル(約65億円)に上ったという。(c)AFP