【6月1日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、AT&Tバイロンネルソン選手権(AT&T Byron Nelson 2015)は31日、テキサス(Texas)州アービング(Irving)のTPCフォーシーズンズリゾート(TPC Four Seasons Resort)で最終日が行われ、4年前に同地で結婚を祝ったスティーブン・ボウディッチ(Steven Bowditch、オーストラリア)が、通算18アンダーで優勝を飾った。

 31歳のボウディッチは、バックナインで4つのバーディーを奪うと、2位タイ集団に4打差をつけ、昨年のヴァレロ・テキサス・オープン(Valero Texas Open 2014)以来となるツアー2勝目を挙げた。

 2011年にダラス(Dallas)近郊のゴルフリゾートで挙式したボウディッチは、「ここTPCで結婚写真を撮ったから、特別な場所だし、ここでもっと写真を撮らなきゃね」と話した。

 チャーリー・ホフマン(Charley Hoffman)、ジミー・ウォーカー(Jimmy Walker)、スコット・ピンクニー(Scott Pinckney)の米国勢が、通算14アンダーで2位タイに並んでいる。ホフマンとウォーカーは、何とかボウディッチをとらえようとしていたが、ウォーカーはバックナインで2つのボギーをたたき、ホフマンは早い段階で優勝争いから脱落した。

 3日目を終え、2位以下に2打差をつけていたボウディッチは、1番でバーディーを奪うと、最後まで調子を落とすことなく、18番はパーで締めくくった。

「我慢強く、自分のタイミングを待つことが大事だった。一打一打を着実に進めた」としたボウディッチは、うつ病を克服したことで知られている。地元オーストラリアでは、精神疾患とうつ病の情報を共有する「ビヨンドブルー(beyondblue)」という団体の積極的なスポークスマンにもなっている。

 ザック・ジョンソン(Zach Johnson、米国)が、通算13アンダーの単独5位に、ブラント・スネデカー(Brandt Snedeker)とジョン・カラン(Jon Curran)の米国勢が、さらに1打差の6位タイに続いた。

 ダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)は、序盤にバーディーを奪って優勝争いに名乗りを上げたが、6番でクアドラプルボギーをたたいて一気にスコアを落とし、ジェイソン・ダフナー(Jason Dufner、米国)と並ぶ通算11アンダーの8位タイに終わった。(c)AFP