【5月25日 AFP】今年の全仏オープンテニス(French Open 2015)では、1967年以来、約半世紀ぶりに日本人5選手が男子シングルスの本戦出場を決めた。

 錦織圭(Kei Nishikori)率いる日本勢だが、添田豪(Go Soeda)は1-6、0-6、2-6でフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)の前に屈し、初戦で姿を消した。

 30歳の添田は、「日本だけでなく、アジアにとっても素晴らしいこと。本戦に5人というのは、自信を持つべきことだと思う」としながらも、「でも、僕らは1回戦や2回戦に勝たなくてはならない」と語った。

 全仏オープンで1回戦を突破したことがない添田は、「本戦に出るということは、本戦で勝たなくてはいけないということ。錦織は大会で優勝できる。でも他選手にとっては、1回戦に勝てるかどうかの話」としている。

 昨年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で準優勝に輝いた錦織は、6-3、7-5、6-1でポール・アンリ・マチュー(Paul-Henri Mathieu、フランス)を退け、2回戦に進出している。

 日本勢では他に、西岡良仁(Yoshihito Nishioka)とダニエル太郎(Taro Daniel)が、それぞれ1回戦で第4シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)、第32シードのフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)と対戦する。

 伊藤竜馬(Tatsuma Ito)は、第28シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)と初戦を戦う。

 錦織は、「多くの日本人を見るのはうれしいし、日本の男子テニスは大きく成長していると思う」とコメントした。

「太郎と良(西岡)は素晴らしいテニスをしています。全米オープンでも予選を突破しました。ここでも予選を勝ち抜いて、日本のテニスにとって良いことだと思います」

(c)AFP