【5月22日 AFP】スウェーデン政府は21日、独身女性にも生殖補助医療を認めるよう現行法を見直す方針を明らかにした。

 モルガン・ヨハンソン(Morgan Johansson)法相は、独身女性が補助医療によって妊娠・出産することを禁じた現行法について「子どもの養育には2人が必要だとした時代遅れの見方に基づいている」「そうした認識が真実でないと私たちは知っている。これまでもそうだった」と述べた。

 2016年4月にも施行される見込みの新法の下では、独身女性もカップルと同等に、手厚い助成金が支給されている生殖医療プログラムを受けられるようになる。新法施行は

 現行法と同様、独身女性が生殖医療プログラムによって出産した場合も、子どもは精子提供者の情報を得る権利を有する。

 すでに、ベルギー、スペイン、デンマーク、英国、オーストラリア、米国などでは独身女性にも生殖医療が認められている。(c)AFP