【5月11日 AFP】14-15スペイン1部リーグは10日、第36節の試合が行われ、 アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は2-2でレバンテ(Levante)と引き分けた。

 何とか敵地でレバンテと引き分けたアトレティコだったが、セビージャFC(Sevilla FC)も1-1でセルタ(Celta de Vigo)と引き分けたため、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場が確定した。両チームとも勝ち点を1ずつ伸ばしたため、今季残り2試合とする中でアトレティコはその差を7に広げた。

 アトレティコは、4位バレンシア(Valencia CF)に先んじてチャンピオンズリーグの予選を避けてグループリーグからの出場するため、ホームのFCバルセロナ(FC Barcelona)とアウェーのグラナダ(Granada CF)戦で合わせて勝ち点3以上を獲得する必要がある。

 アトレティコは序盤から試合の主導権を握ったものの、前半32分にミランダ(Joao Miranda de Souza Filho)の守備の乱れから最後はダビド・バラル(David Barral)に先制点を許した。

 その直後アトレティコは、左サイドバックのギリェルメ・シケイラ(Guilherme Siqueira)がティアゴ(Tiago Mendes)の低いクロスから、ベンフィカ(Benfica)からの移籍後初となる得点を挙げて同点とした。

 後半に入っても高いボール支配率を見せていたアトレティコだったが、レバンテは先制点を演出したイバン・ロペス(Ivan Lopez)のクロスから、カル・ウチェ(Kalu Uche)が一度はシュートをGKヤン・オブラク(Jan Oblak)に防がれたものの、こぼれ球を押し込み、勝ち越した。

 それでもアトレティコは、ここ3か月ゴールから遠ざかっているマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)に代わり投入されたフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が、試合時間残り10分のところでコケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')のCKに頭で合わせ、同点弾を記録した。

 終盤攻め込んだアトレティコだったが決勝点を奪うことはできず、レバンテは6シーズン連続となる残留をほぼ決定づけた。(c)AFP