【4月28日 AFP】韓国で約1年前に起きた旅客船セウォル(Sewol)号の沈没事故で、同国南部の光州(Gwangju)高裁は28日、船長のイ・ジュンソク(Lee Jun-Seok)被告を重過失により懲役36年とした昨年11月の1審判決を覆し、殺人罪の適用を認め、無期懲役とする判決を言い渡した。

 控訴審で検察側は、「未必の故意」による殺人罪が適用されるべきだと主張。被告が乗客を放置すれば死亡する可能性があることを明確に認識していたとして、死刑を求刑していた。

 一方のイ被告は第1審で、「死に値する」犯罪行為を認めた一方で、乗客の命を犠牲にするつもりはなかったと訴えていた。(c)AFP