【4月14日 AFP】西アフリカ・マリの世界遺産都市トンブクトゥ(Timbuktu)では、イスラム武装勢力によって破壊された貴重な霊廟(れいびょう)などの復旧工事が始まった。

 トンブクトゥは2012年に国際テロ組織アルカイダ(Al Qaeda)系のイスラム武装勢力によって掌握され、翌年フランス軍が介入するまでに、経済、文化、宗教の中心地として繁栄した15~16世紀の黄金時代の霊廟15か所や貴重な建物などを破壊された。

 その後、国連教育科学文化機関(ユネスコUNESCO)は、マリ政府や他の国際機関と協力して再建プロジェクトを始動させ、2014年には復旧工事を開始。地域の伝統的な建築手法や知識を取り入れ、約140人分の雇用を地元で生み出している。(c)AFP