【4月3日 AFP】米ニューヨーク(New York)で2日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)やイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に触発され、爆弾製造と米国に対する攻撃を計画したとされる米国人の女2人が逮捕された。米検察当局が発表した。

 逮捕されたのは、元ルームメート同士でいずれもクイーンズ(Queens)地区在住のノエル・ベレンツァス(Noelle Velentzas)容疑者(28)とエージア・シディキ(Asia Siddiqui)容疑者(31)。米国内で大量破壊が可能な武器の使用を共謀した疑いが持たれており、裁判で有罪となれば終身刑が言い渡される可能性がある。

 攻撃の標的は決まっていなかったが、裁判所の文書によると、ベレンツァス容疑者はニューヨークの警察官の葬儀は「魅力的な候補」だと話していた。同容疑者はまた、イラクとシリアで活動するISの「市民」として自分たちが扱われるべきだと主張したとされる。

 2人は書籍「アナーキスト・クックブック(The Anarchist Cookbook)」とアルカイダの英字機関誌「インスパイア(Inspire)」を読んで爆弾の製造方法を学び、そのための材料を集め始めていたとされる。(c)AFP/Jennie MATTHEW