【3月24日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)は23日、2度の世界王者に輝くフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が第2戦のマレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2015)からレースに復帰すると発表した。

 アロンソは、先月の合同テストで衝突事故による脳振とうを起こし、シーズン開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)を欠場していた。

 マクラーレン・ホンダは声明で、「3月26日にセパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)で行われる最終メディカルチェックに合格すれば、フェルナンド・アロンソは今週末のマレーシアGPで新型車『MP4-30』のコックピットに戻ることをお知らせします」と述べた。

 スペイン出身のアロンソは、2月22日にバルセロナ(Barcelona)で行われた今季2度目となる合同テストの最終日に、コースを大きく外れて壁に激突した。

 アロンソは、鎮静剤を投与されながらヘリコプターで病院に搬送され、3日間入院すると、医師に休養とリハビリをすすめられ、最後の合同テストとオーストラリアGPを欠場した。

 チームは同時に、アロンソがレース復帰に備え、先週からチームのシミュレーターに臨んでいることも明かしている。

 アロンソの衝突事故をはじめ、マクラーレン(McLaren)はエンジンサプライヤーのホンダ(Honda)との新たなパートナーシップに、困難なスタートを強いられている。

 メルボルン(Melbourne)では、アロンソの代役を務めたケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が技術トラブルでレース前に棄権を余儀なくされた一方、ジェンソン・バトン(Jenson Button)は最下位の11位で完走を果たした。(c)AFP