【3月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が、開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)で自身を皮肉ったフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)を、マレーシアでのチームミーティングに招いた。

 昨季の年間王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、今シーズンの開幕戦でも表彰台のトップに立つと、ロズベルグは2位、ベッテルは3位に入った。

 メルセデスの2台が後続に約30秒差をつけて独走したことを受けたロズベルグは、上位3選手によるレース後の記者会見の中で、混戦を期待しているとコメントした。すると、ベッテルは「つまり、君たちがスローダウンしてくれるということ?」と辛らつなジョークを返した。

 また、29日に行われるマレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2015)決勝の前に、「みんなが見られるよう」ガレージを開放してほしいと話していた。

 そして、ロズベルグはこれを無視するようなことはせず、27日にセパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)で行われる技術ミーティングに、ベッテルを招いたのだった。

 ロズベルグは自身のツイッター(Twitter)に、「親愛なるセブへ。金曜日の16時にセパン(Sepang)で行われるミーティングに招待します。当日会いましょう。ノートを忘れないでね!」と投稿した。

 ベッテルは、ツイッターのアカウントを持っていない少数派F1ドライバーの一人で、このオファーを受諾するのかは定かではない。

 もし出席することになれば、何でもノートに書き留めることで有名なベッテルの姿を見ることができるだろう。

 ベッテルは以前、何でもメモする習慣について聞かれた際、「何でも書かなきゃダメなんだ。脳みそが足らないのかな」とおどけていた。(c)AFP