【3月13日 AFP】トルコからシリアに入り、イスラム過激派組織「イスラム国（Islamic State、IS）」に参加しようとしていたとして、トルコ当局が女性と子どもを中心としたインドネシア国籍の16人の身柄を拘束した。インドネシアのテジョ・エディ・プルディヤント（Tedjo Edhy Purdijatno）調整相（治安担当）が12日夜、記者団に語った。

 インドネシアはイスラム教徒の人口が世界で最も多い国。当局によると、トルコの国境沿いの町ガジアンテプ（Gaziantep）でインドネシア人の子ども11人と女性4人、男性1人が身柄を拘束された。拘束された日時は明らかにされていない。

 インドネシアのプルディヤント調整相は「現在も調査を続けているが、彼らがシャリア（Sharia、イスラム法）に従ったより良い生活を求めて（ISに）参加しようとしていたことは、はっきりしている」と記者団に語った。

 インドネシアのルトノ・マルスディ（Retno Marsudi）外相によると、16人の身柄拘束後、トルコ当局との連携のためにトルコに専門チームが派遣された。

 これに先立ち当局者は、今回とは別に先月、トルコへのツアー旅行に参加していたインドネシア人16人が行方不明になったことを明らかにしていた。この16人も、シリアに向かおうとしていたとされている。(c)AFP