【3月13日 AFP】米最大のスペイン語テレビ局ウニビシオン(Univision)は12日、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)大統領夫人を映画『猿の惑星(Planet of the Apes)』に出てきそうだと発言した人気司会者を解雇したと発表した。

 解雇されたのはベネズエラ人司会者のロドネル・フィゲロア(Rodner Figueroa)氏で、問題の発言は11日夜に放送された娯楽番組「デブ男とやせ女(El Gordo y La Flaca)」の中で、メーキャップアーティストの男性についてのトーク中に飛び出した。

 このメーキャップアーティストは、自分にメークを施してさまざまな女性著名人そっくりに変身したことがあり、ミシェル夫人にも扮(ふん)した。スタジオの画面でその写真が紹介されると、フィゲロア氏はこう述べた。「ミシェル・オバマは、猿の惑星に出てきそうだ」

 ウニビシオンは「100%非難に値する」発言だとして、直ちにフィゲロア氏を解雇した。フィゲロア氏は「ファッショニスタ」の愛称で知られ、ウニビシオンでもファッション通として米国や中南米の著名人の批評やインタビューを数多く行っていた。(c)AFP