【3月12日 AFP】仏ニース(Nice)市役所は11日、アルゼンチンで10人が亡くなったヘリコプター衝突事故による犠牲者の1人で、競泳五輪金メダリストのカミーユ・ムファ(Camille Muffat)氏が練習を行っていた市内の野外水泳場に、同氏の名前をつけると発表した。

 ニース出身で、2012年のロンドン五輪の女子400メートル自由形で金メダル、200メートル自由形で銀メダルを獲得したムファ氏を称えるアイデアは、地元市民がフェイスブック(Facebook)でページを立ち上げて実現することになった。

 また、2014年7月に現役引退した25歳のムファ氏の遺影は、同市にある全ての水泳競技場に飾られるという。

 ハイレベルな大会が行われてきた今回の水泳場は、2016年のリオデジャネイロ五輪に向けて、2013年からファブリス・ペルラン(Fabrice Pellerin)コーチと選手たちが自由に使える場所に指定されていた。(c)AFP