【2月26日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)は25日、バルセロナ合同テストでクラッシュして病院に搬送されたフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が退院したと発表した。

 マクラーレンは声明で、「フェルナンド・アロンソの退院を喜んでいる。彼は家族がいるスペインに戻り、引き続き休養とリハビリを行う」と述べた。

 マクラーレンはまた、26日からバルセロナ(Barcelona)で始まる4日間の合同テストにアロンソが参加しないことを明らかにした。

「アロンソはジェンソン・バトン(Jenson Button)と交代で臨む予定だったこの冬最後の合同テストには参加しない」

「代役はテスト兼リザーブドライバーのケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が務める」

 アロンソは22日のテストで20周を走行したあと壁に激突し、鎮静剤を投与されながらヘリコプターで病院に搬送されていた。

 33歳のアロンソは脳振とうを起こしていたものの、マクラーレンは精密検査の結果について、「異常はみられなかった」としている。

 マクラーレンによると、クラッシュの原因は桁外れの強風だったとしており、新型車「MP4-30」の機材に何らかの不具合があったことについては否定している。

 3月15日にオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)で開幕する新シーズンを控え、マクラーレンは合同テストで不振が続いている。

 合計8日間のテストを終了し、マクラーレンの周回数は昨季王者のメルセデスAMG(Mercedes AMG)をはじめ、ほかのチームの半分にも満たない状況となっている。(c)AFP