【2月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するトロ・ロッソ(Toro Rosso)は31日、新シーズン最初のテストが行われるヘレス(Herez)で2015年の新型車「STR10」を発表し、マシンを任せる2人の若手ドライバーに対する信頼を示した。

 新シーズンのトロ・ロッソは、20歳のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)と17歳のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)の2人がドライバーを務める。

 サインツは、世界ラリー選手権(WRC)で2度の年間王者に輝いたカルロス・サインツの息子で、父親と同じ名前を持つ。一方のフェルスタッペンも、元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペン(Jos Verstappen)氏を父に持つ。

 チーム代表のフランツ・トスト(Franz Tost)氏は、「この新車には時間と労力、そして資金を注ぎ込んできた。美しく、クリーンで、そしてとても速いと確信している」と話した。

 トロ・ロッソは2014年シーズンを年間7位で終えており、今季は参戦から10年目の節目のシーズンとなる。

 1日から始まる4日間のヘレステストでは、フェルスタッペンが2日と4日、サインツが1日と3日にドライバーを務める予定となっている。フェルスタッペンは現在、ハンドルを握る瞬間を心待ちにしている。

 フェルスタッペンは、「シーズン開幕が待ちきれないし、明日はカルロスが乗るのを見ている番だから、すごく長い1日になりそうだ」と話した。

「2014年のマシンに乗ったアブダビ(Abu Dhabi)での2日間、昨シーズン何度かあった金曜午前のフリー走行、それからシミュレーターの前で費やした時間。そうした経験を経て、準備は十分にできたと感じているし、今回の挑戦に向けて気持ちは高まってる。すごくワクワクしてるよ」

 1日には前年王者のメルセデスAMG(Mercedes AMG)、2013年まで4連覇を飾ったレッドブル(Red Bull)が、トラックで2015年シーズンの新型車をお披露目する予定となっている。(c)AFP