【1月30日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)は29日、2015年シーズンに元世界王者のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とジェンソン・バトン(Jenson Button)が操縦する新型車「MP4-30」をウェブサイト上で公開した。

 英国の自動車メーカーであるマクラーレンは、1992年以来となるホンダ(Honda)のエンジンを搭載し、アロンソとバトンの両ドライバーが2年間も遠ざかっている勝利をチームにもたらしてくれることを期待している。

 しかし、日本のエンジンメーカーであるホンダと再びパートナーシップを結んだとはいえ、新しいマシンのカラーリングはメルセデス(Mercedes)とパートナーを組んでいたこの20年間と同様にシルバーを基調としたものになっている。

 グループ最高経営責任者(CEO)のロン・デニス(Ron Dennis)氏は声明で、「われわれの新たな同盟は数か月も前に始まったが、マクラーレン・ホンダのMP4-30は長い旅路のスタートを切ったばかりだ」と述べた。

「われわれは、すでに長い道のりを歩んできた。25年以上も前に一緒に成し遂げたような成功を再現するまでにやるべきことは山積しているが、このパートナーシップが大きな相乗効果と可能性を秘めていることは明らかだ」

「手を携えて目標を達成していく手応えを感じている。マクラーレン・ホンダとして、選手権で勝利を重ねて世界王者になってみせる」

 「MP4-30」のノーズに沿った赤いラインは、アラン・プロスト(Alain Prost)とアイルトン・セナ(Ayrton Senna)を擁して1980年代後半のF1界を席巻した輝かしい時代に使用された紅白のマシンを回想するものになっている。