【1月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は14日、スウォンジー・シティ(Swansea City)からストライカーのボニー・ウィルフリード(Bony Wilfried)を獲得したと発表した。契約期間は4年半。

 昨季のリーグ王者マンチェスター・シティは、公式ウェブサイトで「シティは、スウォンジー・シティのボニー・ウィルフリードとの契約を完了した」と発表した。

「26歳のボニーとは、4年半の契約期間で合意した。これによりボニーは、2018-19シーズン終了時までわれわれが保有することになる」

 移籍金について直接の言及はないものの、英メディアの報道によれば、シティはスウォンジーと、最大2800万ポンド(約50億円)を支払うことで合意しているという。

 公式ウェブサイトには、「選手であれば、世界有数のクラブの一員になりたいと常に思っているもの。それだけに、そうした状況が自分の身に訪れたことをうれしく思います。とても光栄です」との本人のコメントも掲載された。

「最高の選択だったと思っています。何しろ、マンチェスター・シティはチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)に残っている。ご存知の方もいるかもしれませんが、僕は昨季終了時に、移籍するならチャンピオンズリーグに出られるチームがいいと言いました。あの最高の舞台でプレーしたい気持ちは本当に強いし、できれば優勝もしたいです」

「頂点に立つために全力を尽くす。それが僕にとってのモチベーションです。シティは経験豊富な素晴らしい選手のそろったビッグクラブ。僕らならやれると信じています」

 ボニーは、クラブオーナーの本拠地でもあるアブダビ(Abu Dhabi)で、チームとともにメディカルチェックを受けたとみられている。現在は、赤道ギニアで開催されるアフリカネイションズカップ2015(2015 The Africa Cup of Nations)出場のため、コートジボワール代表に帯同している。

 ドレッドヘアーが特徴のボニーは、2013年、オランダ・エールディビジのフィテッセ(Vitesse Arnhem)からクラブ記録となる移籍金1200万ポンドでスウォンジーに加入すると、2014年は20得点を記録してリーグの年間最多得点者となった。今季は公式戦22試合に出場して9得点を挙げている。

 以前からボニーを高く評価していたマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督は、「体が非常に強く、マークするのが困難な選手だ」とコメントした。

「技術とパワーを兼ね備えたインテリジェンスのあるサッカー選手だ。イングランドへ来てからの得点数も抜群に優れている。あっというまにこの国のサッカーに順応したから、シティにもすぐになじめるはずだ」

「チームにとっては最高の補強だ。うちにはこれで、一流のストライカーが4人そろったことになる。彼らが一緒にプレーするところを見るのが楽しみだよ」

(c)AFP