【12月31日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部、フラメンゴ(Flamengo)のサポータークラブ代表が、ライバルチームのボタフォゴFR(Botafogo FR)のサポーターを殺害した容疑で逮捕された。警察が30日、発表した。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)一の人気を誇るフラメンゴのサポーターグループで、代表を務める35歳のアンデルソン・クレメンテ・ダ・シウバ(Anderson Clemente da Silva)容疑者には、昨年から令状が出ていた。

 警察本部長によると、ダ・シウバ容疑者は29日遅く、2012年にリオ西部のジャカレパグァー(Jacarepagua)で、ボタフォゴサポーターのルシアーノ・マルティンス・ドス・サントス(Luciano Martins dos Santos)さんを銃殺した容疑で逮捕された。

 ダ・シウバ容疑者は、この事件でさらに3人を負傷させた疑いもある。

 ブラジル国内では、サッカーが関連した暴力行為が日常化しており、クラブの熱烈なサポーター同士の争いが起きている。

 ブラジルの日刊スポーツ紙ランセ(Lance)は、2013年だけでサッカー関連の死者が30人出ていると報じている。(c)AFP