【12月30日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)、チェルシー(Chelsea)でプレーした経験を持つFWフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が、スペイン1部リーグの古巣アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に復帰する。29日、移籍先であるイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)とアトレティコがレンタル契約に合意した。

 トーレスは27日、現所属先のチェルシーからミランに完全移籍することで合意したばかりだが、キャリアの分岐点となったアトレティコに、2015-16シーズン終了までの期限付きで移籍する。

 昨季、レアル・マドリード(Real Madrid)を退けリーグ王者に輝いたアトレティコは、30歳のトーレスがビセンテ・カルデロン・スタジアム(Vicente Calderon Stadium)に戻ってくることを公式ウェブサイトで発表した。

「スペイン代表のフェルナンド・トーレスが、今季残りと来季をアトレティコ・マドリードで過ごすことで、ミランと合意に達した」

「1月5日にメディカルチェックを受ける。選手として成長し、スター入りを果たしたホームに戻ってくる」

 幼少期をアトレティコの下部組織で過ごし、17歳でトップチームに昇格したトーレスは、公式戦244試合に出場し91得点を挙げた。

 トーレスは以前、「マドリード(Madrid)にいたとき、リバプールやチェルシーのファンになったことはない」と話していた。

「今も昔もアトレティコのファン。僕が口づけるのはアトレティコのバッジだけさ」

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