【12月29日 AFP】2014-15アルペンスキーW杯は28日、オーストリアのキュータイ(Kuehtai)で女子大回転の第4戦が行われ、サラ・ヘクトル(Sara Hector、スウェーデン)がW杯初優勝を果たした。

 22歳のヘクトルは合計タイム2分17秒61を記録し、アンナ・フェニンガー(Anna Fenninger、オーストリア)を0秒09差で振り切った。

 ヘクトルは1本目のタイムで首位のミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)に0秒27差をつけられたものの、2本目で好タイムを記録し、シフリンを上回った。

 ヘクトルのこれまでのW杯最高成績は、スウェーデンのオーレ(Are)で行われた女子大回転の2位が最高位だった。

 ヘクトルの優勝により、今季の女子大回転は第4戦までに5人の優勝者が誕生している。

 オーストリアのゼルデン(Soelden)大会はフェニンガーとシフリンが同タイム優勝を果たし、米国のアスペン(Aspen)大会はエバマリア・ブレム(Eva-Maria Brem、オーストリア)、オーレ大会はティナ・マゼ(Tina Maze、スロベニア)が制している。

 W杯総合首位のマゼは7位タイに終わったものの、年間総合争いでは692ポイントでフェニンガーとシフリンを抑え、首位の座を守っている。(c)AFP