【12月25日 AFP】シエラレオネ政府は24日、エボラ出血熱の封じ込めを目指し、同国北部に5日間の「閉鎖」命令を出した。店舗や市場は閉鎖され、車両の通行が禁じられ、教会やモスクでの礼拝が禁止される。ただし、キリスト教徒にはクリスマスの25日だけは例外が認められる。

 シエラレオネ北部州(Northern Province)政府のアリー・カマラ(Alie Kamara)氏は「閉鎖期間中、イスラム教徒とキリスト教徒のモスクや教会での礼拝を禁じる。ただし、キリスト教徒はクリスマスの25日だけは例外的に認める」と述べた。

 またカマラ氏は、閉鎖の目的は「エボラウイルスの封じ込め対策の強化」と述べ、「感染の連鎖を断ち切りたい」と語った。

 エボラ熱による死者はこれまでに7500人以上に上り、そのほぼ全ては西アフリカで死亡している。(c)AFP