【12月25日 AFP】イスラエル軍は24日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)との境界付近を巡回中の部隊が狙撃され兵士1人が重傷を負ったことを受け、ガザ地区南部で空爆と戦車による砲撃を実施した。この攻撃により、同地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の戦闘員1人が死亡した。イスラエル軍とパレスチナの医療関係者が明らかにした。

 イスラエルによるガザ地区攻撃は、50日に及んだガザ地区での戦闘が8月26日の停戦合意により収束して以降、2度目。現地からの目撃証言によると、最初の攻撃は20日朝に行われた。

 イスラエル軍の発表によると、境界壁のイスラエル側にいた同軍部隊が狙撃を受け、兵士1人が重傷を負ったため、「関連する標的に対する空爆と戦車による攻撃を実施した」という。パレスチナの医療筋によると、ガザ南部ハンユニス(Khan Yunis)東部で33歳の男性が「銃撃と戦車の砲撃」によって死亡。ハマス筋によると、男性はハマスの軍事部門軍事部門イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades)の構成員だった。(c)AFP