【12月23日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は22日、オーストリア1部リーグのレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)からスロベニア代表のケビン・カンプル(Kevin Kampl)を獲得することで合意に達したと発表した。

 成績不振に陥っているドルトムントは、24歳のカンプルと2019年まで長期契約を結ぶとしている。

 ドルトムントのスポーティングディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏は、クラブの公式ウェブサイトで、「ケビン・カンプルは、多才な攻撃的ミッドフィールダーであり、われわれは以前から注目していた。彼のプレースタイルは、わがチームと合致する」と述べた。

 ドルトムントは、「両クラブは、移籍の詳細について合意した。金額については、まだ発表できない」としているが、ドイツのサッカー誌キッカー(Kicker)によると、移籍金は最高で1200万ユーロ(約17億6000万円)に上ると報じられている。

 来年1月から新天地に移ることになるカンプルは、ドイツ出身ではあるものの、国際試合ではスロベニア代表としてプレーしている。

 バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)でキャリアを始めたカンプルは、ドイツ下部リーグの数チームでプレーしたあと、2012年にザルツブルクに移籍した。

 カンプル加入のニュースは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)で16強入りを果たしているものの、リーグ戦前半を終えて降格圏内に立たされているドルトムントを後押しするものになるとみられている。

 ドルトムントの次戦は、来年1月31日に行われるレバークーゼンとのリーグ戦となっている。

 ドルトムントはまた、韓国代表の池東源(Dong-Won Ji、チ・ドンウォン)がクラブを退団し、ライバルのFCアウクスブルク(FC Augsburg)に復帰すると発表した。

 池は、今季序盤にアウクスブルクからドルトムントに移籍したものの、クラブで存在感を発揮できずにいた。(c)AFP