【12月12日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)は11日、ジェンソン・バトン(Jenson Button)が残留し、チームに復帰するフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)と組んで2015年シーズンを戦うと発表した。

 ここ数週間、フェラーリ(Ferrari)から復帰したアロンソのパートナーが、2009年にブラウンGP(Brawn GP)で年間王者となったバトンになるのか、新人のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)になるのか憶測が流れていた中、元王者の2人がコンビを組むことが明かされた。

 34歳のバトンは、最近まで22歳のマグヌッセンの後手を踏んでいると考えられていたが、グループ最高責任者(CEO)のロン・デニス(Ron Dennis)氏は、マグヌッセンの有望さよりも、バトンの経験を選んだ。

 マクラーレンと2年契約を結んだバトンは、チームの公式サイトで「F1で16年目、マクラーレンで6年目のシーズンを迎えることができ、本当に胸躍っている」とコメントした。

「フェルナンドと同様に、マクラーレンとホンダ(Honda)は手を取り合って偉業を成し遂げると確信している。協力して、全員が信じられないほど懸命に取り組んで、しっかりと戦える、勝てるチームを作り上げていけると感じている」

 総合8位のバトンから遅れ、1年目のシーズンを同11位で終えたマグヌッセンは、テストドライバー兼リザーブドライバーとしてマクラーレンにとどまることになっている。

 アロンソは2005年と2006年にルノー(Renault)で総合優勝を果たし、2007年にマクラーレンに加入したが、当時チームメートだったルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)との折り合いが悪く、すぐさまルノーに復帰した。2年後にはフェラーリに加入し、5年間で三度年間2位となっている。(c)AFP