【12月4日 AFP】今週末にカナダのレイクルイーズ(Lake Louise)で競技に復帰する女子アルペンスキーのリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)は、交際している男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、自身に「大きな影響」を与えていると話した。

 W杯を控えるボンは、スポンサーのウェブサイトに掲載されたインタビューで、「タイガーは本当にタフ」と話した。

「彼はものすごく頑張り屋さん。キャリアでも多くの故障を経験したけど、いつも立ち上がってきた。私に大きな影響を与えているの」

 2010年バンクーバー冬季五輪の女子滑降で金メダルを獲得し、4度のW杯総合覇者に輝いているボンは、2013年の世界選手権(2013 FIS Alpine World Ski Championships)で激しく転倒。手術と長期休養を経て、昨年12月にレイクルイーズで行われたW杯で復帰したものの、その時すでに膝の故障を再発させており、今年1月にさらなる手術に踏み切った。

「またゼロから立て直さなければいけなかった」と語ったボンは、「脚には何もなくなっていた。皮だけで、筋肉も何もなかったの」と、最も苦しかった時期を振り返った。

 ハードな練習ができるようになり、ボンのモチベーションはみるみる上がったという。

「ジムが大好き。自分を追い込むことが大好きなの」

 また、世界選手権で激しく転倒したことも、トラウマになっていないという。

「誰の助けもいらなかった。自分と、自分のやってきたことを信じただけ。それで十分よ」

(c)AFP