【11月28日 AFP】札幌市は27日、2026年冬季五輪の開催地に立候補することを表明した。

 約半世紀ぶりの五輪招致を目指す札幌市の上田文雄(Fumio Ueda)市長は市議会で、「札幌市民に夢を与え、大きな目標に向けて協力し合う最高の機会になる」と述べた。

 北海道の中心地である札幌市は、1972年に冬季五輪を開催した実績があり、日本は1998年にも長野で開催している。

 日本は1964年にアジアで初めて五輪を開催し、昨年は2020年夏季五輪の招致に成功している。

 札幌市が行った調査によると、市民の3分の2が大会の招致に前向きだとされている。

 毎年、スキージャンプW杯の開催都市にもなっている札幌市の関係者はまた、大会経費は約4050億円の試算になると述べた。

 札幌市と地元メディアによれば、五輪招致はまず国内で候補地を選び、日本オリンピック委員会(JOC)が、2017年に国際オリンピック委員会(IOC)に申請を行うとされている。

 IOCは、2019年に開催都市を決定する予定としている。(c)AFP