ハミルトンは、1982年の世界王者で父親のケケ・ロズベルグ(Keke Rosberg)氏に並ぼうと奮闘するロズベルグを称賛し、「ニコは、この2年間ずっとライバルだったし、今季は躍進を遂げたね」とコメントした。

 ハミルトンは、ジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)氏、ジム・クラーク(Jim Clark)氏、そして1968年のグラハム・ヒル(Graham Hill)氏に続き、2回以上の年間優勝を成し遂げた4人目の英国人ドライバーとなった。

 ハミルトンに続いて、2位にはウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)、3位には同じくウィリアムズ勢のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が入った。

 4位には、レッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、5位にはマクラーレンでは最後のレースとなるとみられるジェンソン・バトン(Jenson Button)が入り、6位にはフォースインディア(Force India)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、7位にはチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が続いた。

 4度の総合優勝を誇り、レッドブルで最後のレースとなったセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は8位に終わった。

 そのベッテルが来季から加入するフェラーリ(Ferrari)では、代わりにチームを離れるフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が9位、キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が10位に入った。

 周回遅れとなり、命運を悟ったロズベルグは「最後まで走らせてくれ」と、マシントラブル続きでパフォーマンスに精彩を欠きながらもレース残り2周で指示されたピットインを拒否し、完走を果たした。(c)AFP/Tim COLLINGS