【11月10日 AFP】経営難でフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)参戦が危ぶまれているケータハム(Caterham F1 Team)は現在、今季最終戦となる第19戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2014)出走を目指し、チームへの寄付を求めているが、開始から48時間で100万ポンド(1億8200万円)を集めたことが明らかになった。

 ケータハムは先月、管財人の管理下に置かれ、第17戦米国GP(United States Grand Prix 2014)と第18戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2014)を欠場していた。

 そしてチームは7日、#RefuelCaterhamF1プロジェクトを発足すると、23日に行われるアブダビGP決勝への出走に向けて目標額を235万ポンド(約4億2700万円)に設定し、ファンに対して5ポンド(約900円)でもいいので寄付してほしいと呼びかけていた。

 ケータハムは今回のキャンペーンでできるだけ早く目標額に到達するか、もしくは期限最終日の14日までに設定された金額を調達しなければならない。

 管財人を務めるケータハム・スポーツ・リミテッド(Caterham Sports Limited)のフィンバー・オコネル(Finbarr O'Connell)氏は、「ケータハムはこれまでに目標額の半分近くを調達した。しかし、チームは依然として多額の寄付を必要としており、私はまだ荷造りを始めていない」と語っている。

 オコネル氏はまた、今回のキャンペーンが拡大したことにより、潜在的購入者の関心を集めていると語った。

「安定した財政力を持つ新しい団体が、チームの買収を検討している。これは今回のキャンペーンの成果だ」

(c)AFP