【11月6日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するザウバー(Sauber)は5日、2015年シーズンのドライバーにブラジル出身のフェリペ・ナスル(Felipe Nasr)を起用すると発表した。

 来季のザウバーは、ナスルとこちらも新加入のマーカス・エリクソン(Marcus Ericsson)がドライバーを務めることになる。

 ナスルは今季、ウィリアムズ(Williams)のリザーブ兼テストドライバーを務めながらGP2にも参戦しており、そこで4勝を挙げて総合2位につけている。

 ナスルは、「2015年のF1世界選手権に向けてザウバーF1チームと契約を交わせたことは、私のキャリアにおいて非常に重要です」と語った。

「この瞬間は忘れがたいもので、支援をしてくれた家族や友人、スポンサー、私のチーム、母国のおかげです。今日夢がかないました。ザウバーは、フェリペ・マッサ(Felipe Massa)、キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)、ロベルト・クビカ(Robert Kubica)、そしてセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)といった偉大なF1ドライバーを重用してきました。そんなF1チームの一員になれたことを誇りに思います」

「素晴らしい一年を過ごしたウィリアムズでは、多くのことを学び、F1ドライバーになるための準備を整えました」

 ナスルとエリクソンの獲得により、ザウバーはエイドリアン・スーティル(Adrian Sutil)とエステバン・グティエレス(Esteban Gutierrez)は今シーズンをもってチームを去る見込みとなっている。(c)AFP