【11月4日 AFP】メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)は、第17戦米国GP(United States Grand Prix 2014)決勝の際、チームメートでドライバーランキング首位のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に敗れた原因は、エネルギー回生システム(Energy Recovery System、ERS)の設定ミスによるものが大きかったと明かした。

 このレースでポールポジションを獲得したロズベルグだが、24周目にリードを奪われると、そのままタイトルを譲った。

 レース後に分析した結果、ロズベルグがボタンではなくスイッチの切り替えで出力を上げようとしたところ、それがうまくいかなかったという。

「ミスしてしまった。出力を上げようと思ったら、間違ったことをしてしまった。彼(ハミルトン)が近づいてくるのが見えて、エクストラブーストの出番だと思ったら、使えなかったんだ」

「正しいものを使っていると思ったんだけど、遅れが発生する設定だった。ボタンで操作したら良かったんだけど、スイッチは遅れがあった。それでブーストが使えなかった」

 ロズベルグは、ポジション取りについても改善の余地があったとしているが、それがうまくいっても大差はなかっただろうと話している。(c)AFP