【11月3日 AFP】14F1第17戦米国GP(United States Grand Prix 2014)は2日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(Circuit of The Americas)で決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が5連勝を飾り、今季10勝目を挙げた。

 総合順位でトップに立つハミルトンは、チームメートで2位につけるニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)との差を24ポイントまで広げている。

 ポールポジションからスタートしたロズベルグに次いで2番手スタートだった29歳のハミルトンは、果敢な走りで24周目にリードを奪うと、年間優勝を争う最大のライバルに5秒近い差をつける完璧なレースをみせた。

 ハミルトンはこれでF1通算勝利数を32に伸ばし、ナイジェル・マンセル(Nigel Mansell)氏が保持していた英国人ドライバーのF1歴代最多勝利記録を更新し、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催された過去3大会で2度目の優勝を果たしている。

 ハミルトンは巧みなタイヤ戦略でレースの主導権を握ると、総合順位ではポイントを316に伸ばし、292ポイントのロズベルグを引き離した。今季は残り2レースで、最終戦の第19戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2014)では2倍のポイントが加算される。

 3位には、今季8回目の表彰台となったレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が入り、4位にフェリペ・マッサ(Felipe Massa)、5位にバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)とウィリアムズ(Williams)勢が続いた。

 総合優勝2回を誇るフェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は、激闘の末に6位でフィニッシュし、7位には4度の年間王者でレッドブルのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、8位にはマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)が入った。(c)AFP