【11月2日 AFP】14F1第17戦米国GP(United States Grand Prix 2014)は1日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(Circuit of The Americas)で予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が今季9回目のポールポジションを獲得した。

 29歳のロズベルグはこの日、自身最高の1分36秒067をマーク。チームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がフリー走行3回目で記録したトップタイムを、10分の4秒上回った。

 フリー走行でトップに立っていたハミルトンは、56周の決勝レースで、今季10勝目を挙げるのも確実だろうと推測されていた。

 しかし、3戦を残しハミルトンと17ポイント差でドライバーランキング2位につけるロズベルグは、プレッシャーに負けずポールポジションを勝ち取り、昨年大会(United States Grand Prix 2013)でレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が記録したベストラップを上回った。

 予選終了後に「みんな頑張ったね」とコメントしたロズベルグは、「本当にありがとう」と感謝の言葉を伝えた。

 ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が、ここ7戦で5度目の3番手に入り、4番手にチームメートのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)がつけた。

 5番手はレッドブルのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、6番手は、2度の年間王者に輝いているフェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)だった。

 2009年の王者であるマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のジェンソン・バトン(Jenson Button)は7番手、チームメートのケビン・マグヌッセン(Kevin Magnusson)が8番手となっている。

 フェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)は9番手、ザウバー(Sauber)のエイドリアン・スーティル(Adrian Sutil)が10番手だった。

 ベッテルは予選1回目で17位となり、パワーユニットの交換のため、決勝はピットレーンからスタートすることになる。(c)AFP