【10月20日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)は、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の元チームメート、マルコ・ロイス(Marco Reus)がバイエルンに加入するのであれば、歓迎すると語った。

 ロイスは2017年6月までドルトムントとの契約が残っているが、その中には解約条項が盛り込まれており、約2500万ユーロ(約34億円)に設定されているとみられている違約金で、ロイスがシーズン末にクラブを去ることを許される可能性もある。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)のアルゼンチンとの決勝で、延長戦にゴールを決めてドイツを通算4度目の優勝に導いたゲッツェは、3700万ユーロ(約50億円)の違約金で2013年7月にドルトムントからバイエルンへ移籍した。

 ゲッツェは、今ではロイスが同じ道を通りドルトムントからバイエルンにやってくることを望んでいる。

 スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対しゲッツェは、「マルコとは本当にとっても馬が合うんだ。ドイツ代表で集合して、彼と会うのが毎回楽しみなんだ」と語った。

「一緒に素晴らしいシーズン(2012-13シーズン)を過ごした。もちろん、彼が来てくれればうれしいけれど、それは彼の判断することだよ」

 バイエルンはここ最近、ゲッツェに加えロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)をドルトムントから獲得しており、ロイスが次の標的となっているのは明らかだ。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は「ドイツ代表選手の契約に解約条項があり、それを無効にできるのであれば、バイエルンはその選手のことを考えざるを得ない。マルコに解約条項があるのは周知の事実だ」と語っている。(c)AFP