【10月17日 AFP】サッカー2015アフリカネイションズカップ(2015 The Africa Cup of Nations)を主催するアフリカサッカー連盟(CAF)が、エボラ出血熱に関する懸念によりモロッコが同大会の開催を辞退した場合に備え、南アフリカやガーナなどに開催準備が整っているか問い合わせる書簡を送ったことが明らかになった。

 CAFのヒチャム・エル・アムラニ(Hicham El Amrani)事務局長は書簡で、未確定数の各国サッカー協会に対し、大会開催が可能かどうかを問い合わせている。

 書簡は以下の通り。

「モロッコが合意済みの日程での大会開催を拒否した場合に備え、貴連盟が2015アフリカネイションズカップの開催に前向きであり、開催が可能であるかをお知らせいただきたい」

「この書簡は、2015年大会が開催可能な各国協会にも送付されていることをご承知ください。CAFが2協会以上から肯定的な反応をいただいた場合、理事会で抽選を行った上で2015年大会の開催国を指名いたします」

 あるサッカー協会役員が、南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)で匿名でAFPに伝えたところによると、南アフリカとガーナがこの書簡を受け取ったという。

 モロッコは先週、来年1月17日から2月8日に行われる同大会がエボラ熱の感染拡大の引き金になるのではないかと懸念を示し開催延期を求めていた。(c)AFP