【10月17日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属し、けがで戦列を離れていたチアゴ・シウバ(Thiago Silva)が、プレーできる状態まで回復しているにもかかわらず、17日のランス(RC Lens)戦を欠場することになった。

 チームの主将を務めるシウバは、スタッド・ランス(Stade Reims)と引き分けた8月の今季開幕戦でプレーしたが、それから3日後に行われたナポリ(SSC Napoli)との親善試合でハムストリングを痛め、それ以降は欠場が続いている。

 ローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は16日、シウバについて、「出場できる状態だが、先発メンバー入りするのかベンチスタートになるのかは様子を見なければならない」とコメントしていた。

 しかしながら、その後クラブが発表したランス戦に向けた招集メンバーには、シウバの名前が入っていなかった。

 リーグ王者PSGでは、かかとを痛めているスウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が過去4試合を欠場している。

 また、ブラジル代表のダビド・ルイス(David Luiz)は、北京でアルゼンチンと対戦した先日の親善試合で大腿部を負傷し、エセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)とマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")も欠場が濃厚とされている。

 かかとを痛めているイブラヒモビッチについて、ブラン監督は、「順調に回復をみせているものの、メンバー入りするにはまだ十分ではない。長引かないことを望んでいるが、復帰の時期については私が言うことではない」とコメントしている。

 イブラヒモビッチの欠場により、PSGの前線はふたたびエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)がけん引することになる。今季開幕から得点を量産できていないカヴァーニについて、ブラン監督はすぐに調子を取り戻すと確信していると明らかにした。

「カヴァーニに必要なのは、調子を取り戻すための時間だ。私は彼の姿勢にとても満足している」

 今季のカヴァーニは、公式戦12試合で4得点を記録しているが、FCバルセロナ(FC Barcelona)に3-2で勝利した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)の試合と、ASモナコ(AS Monaco)と1-1で引き分けた試合では見せ場なく終わっていた。(c)AFP